解剖学入門(1)脊柱(1)全体と頸椎

Point001 骨は247個、でもまずは46個

人間の体を構成している骨は全部で247個ありますが、実質46個で「身体の地図」は完成します。

ですから、まずはこの46個をマスターします。

最初は脊柱(背骨)から始めます。


 1.脊柱(17個:7・12・5)黄金リズムで覚える

頸椎・胸椎・腰椎

《覚える最重要ポイント》

この「7・12・5」が身体の中心そのものです。

個数ポイント
頸椎(C1–C7)7首の高さ。Atlas(C1)とAxis(C2)だけ特徴的。
胸椎(T1–T12)12肋骨がつく。背中の中心を構成。
腰椎(L1–L5)5身体の重さを受ける。最も大きい椎体。
仙骨1三角形。骨盤の後ろの中心。
尾骨1小さい“しっぽ”。

解説

脊柱

  • 脊柱は英語ではVertebral Column(ヴァーティブラル・コラム/ˈvɜːrtəbrəl ˈkɑːləm/)です。一般的には Spine(スパイン)や Spinal Column(スパイナル・コラム/ˈspaɪ.nəl ˈkɑː.ləm/) とも呼ばれます。

椎間板

  • 脊柱は椎骨が積み重なってできており、その間には椎間板があります。1
  • 椎間板は英語ではIntervertebral Disc(英)、Intervertebral Disk(米)(インターヴァーティブラル・ディスク)です。最近の解剖学書では Disc 表記がやや一般的です。2
  • 語の意味は、
    inter = 間の
    vertebral = 椎骨の
    disc = 円盤
    で、椎骨と椎骨の間にある円盤状の組織となります。

頸椎

  • 頸椎は骨そのものをさす場合はCervical Vertebrae(サーヴィカル・ヴァーテブレイ/ˈsɜːr.vɪ.kəl ˈvɝː.tə.breɪ/)、首の骨全体(頸椎部)をさす場合は、Cervical Spine(サーヴィカル・スパイン /ˈsɜːr.vɪ.kəl spaɪn/)と呼びます。
  • 頸椎のC1は「環椎かんつい」とも呼ばれ、英語名でアトラス(Atlas)と呼ばれます。
    ・ Atlas → アトラス → 世界を支える巨人 → 頭蓋骨を支える骨
    ・ 輪っかのような形
  • 頸椎のC2は「軸椎じくつい」とも呼ばれ、英語名でアクシス(Axis)と呼ばれます。
    ・ Axis → 軸 → 回転の中心
    ・ 特徴は歯突起(dens)が飛び出していること。これが喉ぼとけです。

イメージ

頭蓋骨

C1 Atlas(前後)

C2 Axis(左右)

C3

C4

で、Atlasが頭を支え、Axisが首を回す。だから

「うなづく」 → YES:後頭骨 ↔ C1

「首を振る」 → NO:C1 ↔ C2 が中心になります。

出典:制作:karen / © Karen Yoga Site, 2026

🐻ワンポイント

脊柱=縦の“高速道路”として覚えると一生忘れない。

ちなみにキリンさんの頸椎も7つです。

それから1番大事なことは骨は“形”より“向き”が重要ということです。覚える価値は形よりも

・ どちらが前か?
・ どちらが上か?
・ 関節の軸がどこか?

の方です。


🦴参考例文

英文: The Atlas (C1) and Axis (C2) are the first two cervical vertebrae in the cervical spine.

和訳: 環椎(C1)と軸椎(C2)は、頸椎部にある最初の2つの頸椎です。

英文: The Atlas supports the skull, while the Axis allows the head to rotate.

和訳: 環椎は頭蓋骨を支え、軸椎は頭部の回旋を可能にします。

英文: The cervical spine forms the upper part of the vertebral column and connects the head to the rest of the spine.

和訳: 頸椎部は脊柱の上部を形成し、頭部と脊柱の残りの部分をつないでいます。

英文: Good alignment of the cervical spine helps maintain the natural curve of the vertebral column during yoga practice.

和訳: 頸椎部の良いアライメントは、ヨガの練習中に脊柱の自然なカーブを保つのに役立ちます。

🐻全部を1文で

英文: The Atlas and Axis are the first two cervical vertebrae of the cervical spine, which forms the upper part of the vertebral column and the spine.

和訳: 環椎と軸椎は頸椎部の最初の2つの頸椎であり、頸椎部は脊柱(背骨)の上部を構成しています。


脚注

  1. 椎間板は、椎骨と椎骨の間にあるクッションのような組織です。衝撃を吸収し、脊柱のしなやかな動きを助けます。ただし『脊柱(2)』で扱う仙骨や尾骨のように骨が癒合している部分には、通常の椎間板はありません。
  2. 発音記号では/ˌɪntəˈvɜːtɪbrəl dɪsk/ (英音)、/ˌɪntərˈvɝːtəbrəl dɪsk/ (米音)です。